00'白馬岳(猿倉ルート)

 

 7月22日(土)から一泊二日で白馬岳に登って来ました。
 前回(昨年10月)は栂池ルートでしたが、今回は白馬岳への最短ルートである猿倉からのルートを選びました。また、このコースは日本三大雪渓を通るルートでもあり、大変人気のあるルートです。
 21日(金)の夜9時に自宅を出発。高速と下道を走り夜11時過ぎに猿倉駐車場に到着。
 駐車場は5分の1程度空いていて、なんとか無事車を停めることが出来ました。
 車中泊の人はけっこういるようで、車外にテント張っている人もいました。
 疲れたのですぐに寝袋で睡眠。
 次の日朝5時前に起床してみると駐車場はほぼ埋まっていました。続々と深夜駐車場に入ってきていたようです。
 ここは白馬大雪渓の末端部分の「白馬の尻」。ここから大雪渓が始まります。
 大雪渓コースはとても人気のあるコースで、梅雨明け直後ということもあって、人の行列が途切れることはほとんどありません。
 今年は雪も豊富なようです。
 大雪渓の長さは約2Km。上部の方へ行くと落石によると思われる石がゴロゴロ転がっていました。
 雪渓で一番怖いのは落石。
 この日も「落石〜」とか「ラク〜」の叫び声が数回聞かれました。幸い怪我した人はいなかったようです。
 この日下界はうだるような暑さでしたが、北アルプスは大荒れの天気で穂高では滑落事故があったようです。
 強風とガスでテント泊を取りやめて、急遽北アルプス最大の収容人員を誇る「白馬山荘」に泊まることにしました。
 覚悟はしていましたが山荘内は大変な詰め込み状態で、2枚の布団をなんと6人で寝ることになりました。
 しかし、さすがに無理らしく、朝起きて見て見ると一人の人は可愛そうに床下に転がって寝ていました。
 早朝4時前に起床。窓の外を見るとどうも御来光は見られそうな天気だったので急いで準備を整え4時過ぎに山荘を出発。
 東の空がうっすらオレンジ色になりつつあるなかを強い横風に耐えながら、10分かかるところを20分かけて山頂に到着。
 なんとか御来光を見ることが出来ました。
 その直後、「ブロッケン現象」を時間にして2・3分間見ることができました。
 播隆上人が辛苦の末槍ヶ岳を開山した時、阿弥陀如来(ブロッケン現象)が出現したとのこと。ここは白馬ですが感動しました。

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