ここではこれまで読んだり聞いたりしたことを自分自身整理する目的で書いて(パクって)いっています。 登山に関係してさえいればこれからどんどん書き足して(パクって)ゆきたいと思っていますので、もし興味がありましたら読んでみてください。 |
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<<目次>> | |
クレバス墜落対策 | |
雪渓での滑落対策 | |
道 | |
雪崩 | |
腰痛 | |
クレバス墜落対策 |
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クレバス墜落対策T | ||
01年春に池ノ谷ゴルジュを覆っていた雪渓の上をヒヤヒヤしながら歩いて池ノ谷に行ったのですが、それから雪渓やスノーブリッジを安全に通過する方法はあるのかどうか考えるようになり調べてみました。 まず、ロープを胸だけでアンザイレンしていると墜落および宙ずりになった場合静過重ショックによって短時間のうちに死に至る可能性があり危険です。しかし、シットハーネスを使用していれば長時間の宙ずりにも耐えられます。(胸ベルトを併用するとなお良い。) クレバスに落ちた場合、そのパートナーにはロープを介してかなり大きな力で引っ張られ、通常引き倒され墜落者に引きずられてしまいますが、立っているより横倒しになっているほうが宙ずりになっている人を引き止めやすいので、[ピッケル埋め込みアンカー]や[アイス・ハーケン]などで固定支点を作り終えるまで横たわったままかかがんだ姿勢を続けます。複数パーティの場合は、作業している人以外も横たわっているかかがんだ姿勢でいることです。これにより、立ち上がろうとして再びクレバスに引きずられるのを防ぎます。 3・4人パーティの場合はその合計体重が大きいので対抗力が大きくなりますが、2人のパーティだと引き込まれる危険が大きくなります。 引き込まれ対策として、ロープに少し大きな結び目をいくつも作ります。この結び目により、クレバスの縁を流れる時にブレーキの役割を果たすのですが、結び目が制動効果を発揮するにはロープがクレバスの縁に食い込んでいる必要があります。 |
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クレバス墜落対策U(墜落者の救助) | ||
仮に墜落を止めたとしても、その後クレバスに落ちた人を救出しなければいけません。 最も簡単な方法は、一人の墜落者に対して4人以上で引きあげる方法です。 しかし引き上げる人間が一人だけの場合、手の力だけでは通常墜落者の体重の半分も引き上げられません。その場合、余ったロープを使って引き上げるか滑車を使います。余ったロープや滑車がない場合、実際のところ他のパーティが通りかかるのを待つか、山岳救助隊の助けを待つことになります。 |
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雪渓での滑落対策 |
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雪渓での滑落対策T | ||
01年春に傾斜のきつい毛勝山の雪渓を滑落の危険性を感じながら登ったのですが、このような場合安全を高める方法はあるのかどうか考えるようになり、調べてみました。 滑落者は鼻などの体の一部がとれていたり、手や足がとんでもない方向に向いていた状態で発見されるそうで、大変痛ましいものです。 急斜面の雪渓では、パーティのうち一人でもバランスを崩して滑落を始めると、他のメンバーの誰もが持ちこたえることは出来ず、ほとんどの場合ロープを介してパーティ全員が滑落します。 他のメンバーを引きずり込むには重心の移動中の不安定な状態だとほんの数Kgの力で簡単にバランスを崩すそうです。また、体重が軽いほど引き込まれやすいそうです。 滑落者は手足(手袋着用)による滑落停止技術などで滑落停止を試みて止まりそうになったとしても、結局他のメンバーに引っ張られていってしまいます。つまり、全員が同時に滑落停止体制をとる必要があるのですが、それは偶然にしか起こらないことです。 |
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雪渓での滑落対策U | ||
急斜面での滑落の引き込まれを防ぐには、アンザイレンしたままの同時行動するのではなく、[ピッケル埋め込みアンカー]や[スクリュー・ハーケン]などの固定支点の確保する以外に手段はありません。それも固定支点が持ちこたえる場合に限られます。 急斜面で4人以上のパーティでは固定支点にかかる力が大きくなるので勧められません。リーダーは1ピッチ登ったら固定支点を確保して後続者を確保します。下りはこの逆です。 時間を短縮するために50m以上のロープを使うといいです。 支点を作ると時間がかかりますが、安全の面から言えばそれぐらいの時間をかけるだけのことは十分あります。 もしアンザイレンしたまま同時行動したくなるような長い急斜面が現れた場合、引き込まれる危険を減らすには[ロープを外す][間隔2m以下に短くアンザイレンする]ことになります。 [ロープを外す]場合、パーティ全員が同等の能力を持っている場合に限ります。これだと滑落者数を最小限に食い止められますし、滑落停止制動動作により滑落を停止しても再度パートナーに引きずり込まれるのを防ぐことが出来ます。 [間隔2m以下に短くアンザイレンする]の場合、間隔は1.5〜2mと短くして、リーダーは同行者の滑落に備えてロープを小さな輪にして1巻2巻して手に持って体が直接引っ張られないようにします。人数は3人まで、できれば2人です。しかしこの方法は必ずしも滑落を防ぎきれるものではありません。 |
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道 |
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尾根道 |
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日本の登山道の約8割は尾根道が占めています。それは、尾根道は登山口から頂上までほぼ一定の傾斜で上がっており、増水や雪崩といった危険な個所も少ないからです。しかし、木を切って道をつける手間がかかるのと水を補給しにくいという欠点があります。 尾根道の登りで道に迷うこと通常はありません。支尾根が下から次々と合流してくるので、とにかく上に登って行けばピークにたどり着くことができるからです。しかし、下りは分岐している支尾根迷い込んでしまう可能性があります。支尾根に分岐する場所というのは決まって地図にも表示されていない程の小さなピークがあります。それは尾根の発生点は必ずピークだからですが、小ピークに来たら支尾根の分岐がないか注意します。 |
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沢道 | ||
沢に沿って進む道の場合、木を切って道をつける手間がかかりません。しかし、増水や雪崩などで道が荒れやすく、危険に満ちています。日本では古来から山に登るときは沢をたどるのが一般的でした。 尾根道でのルート選択の重要な手がかりとして傾斜の上下や小ピークなどがありましたが、沢は上流から下流へ下る一方で傾斜が上下することは有り得ません。そのため特徴物が少なく、その分現在地確認は難しくなります。 沢道は尾根道とは逆で、上から下へ支沢が次々と合流してゆくので、降りる時より登る方が迷う可能性が高くなります。 沢は中流域までは傾斜もゆるやかですが、上流域は通常急登となり、支沢との合流(出会い)が多くなります。どちらに進むか難しい判断を迫られる場面が増えてきます。 沢はツメに近づくとどちらが本流か分からない出会いがいくつも出てくるケースが多く、最後のツメが急登となっているので、もし進むべき沢を間違えた場合は体力的に相当のダメージを負うことになります。尾根の発生点はピークでしたが、沢の発生点はピークかコルです。 |
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雪崩 |
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雪崩 | ||
雪崩にあった場合「流れが停止する直前に顔の前を手で呼吸するための空間を作れ」と言いますが、実際には雪崩に流され、体が二転三転しながら意識がもうろうとした状態ですから難しいと言えます。 雪崩はその流れが止まる時にグッとしまり巨大な圧力がかかります。雪崩に巻き込まれた人間は音や光が閉ざされ、雪の圧力で上下左右も分かりません。雪崩では軽いものが浮き上がり、重いものが沈んでいきます。そのため雪崩にあった人間は下のほうからよく発見されるそうですが、そのような場合、体は雪の重みでまったく自由がききません。酸素は次第になくなり、記憶が途切れます。仮に空気があったとしても徐々に体温が下がりますから、統計的に生存救出が可能なのは15分。その15分以内に埋没した者を救出しなければいけません。 |
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雪崩に巻き込まれた者の救出 | ||
例えば1mに埋まった者を一人の人間が手だけで全身掘り出す場合には2時間半程かかるそうです。 埋没位置を5分以内に特定し、10分以内で掘り出し、適切な処置をする。これらをクリアするには[雪崩ビーコン(雪崩に巻き込まれた人を発見するための電波送受信器)][スコップ][ゾンデ(雪に埋まった人を捜索するための細長い棒)]といった装備が必要になってきます。 まずは埋没位置の特定ですが、見失った地点、雪崩の停止地点、手袋や帽子などの遺留品があればそれらを参考に埋没地点を推定します。また、斜面に段差がある場合や斜面途中の窪地にも埋没している可能性があります。 |
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腰痛 |
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腰痛 | ||
例えば何か物を持ち上げる場合、テコの原理で腰には強い力がかかるそうです。持つ物が体から離れれば離れるほど腰にかかる力は強くなり、肘を伸ばして20Kgの物を持った場合、約300Kgの力が腰にかかるそうです。 腰は何か動作する時の大切な要の部分。慢性の腰痛やギックリ腰、重度の腰痛にまで追い込まれると登山どころじゃなくなります。長く続けてこそ趣味。腰痛は常日頃から気を付けたいところです。 |
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腰痛 | ||
腰痛に対する主な注意事項は以下の通り。 @、物を持ち上げる時は中腰ではなく、必ずひざを曲げて腰を落としてひざの力も使い、物を体の下腹部に密着させて持ち上げます。 A、長時間の中腰姿勢は避けるようにする。 B、物を持ち上げる時や降ろす時に腰を痛めるケースが多いですが、これはへっぴり腰が原因です。例えば物を持ち上げる時は通常上から下へ(背骨から骨盤の回旋へ)かがめますが、逆に背骨をかがまず先に骨盤を回旋するのがへっぴり腰です。これは腰に大きなダメージとなりギックリ腰になったりするので気を付けます。 B、椅子に座っている時の姿勢は、膝は股関節より上になるようにし、深く腰掛け、背もたれにわずかに寄りかかるようにします。 B、眠る時は仰向けで眠る。その時一旦ひざを曲げて横になる。起き上がるときはその逆。 C、布団はある程度の硬さが必要。高い枕は避ける。 D、大きな物をずらす時は引っ張るより押す。 |
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